六駅分のエトセトラ

家からオフィスまでの六駅で綴る何らかの文

好きなタイプはみずタイプ

「好きになった人がタイプ」と言う人がいる。 あれは、全くもって原因と結果を混同していると思うのだ。 「タイプ」というのはここではすなわち「好み」であり、「好きになる人の性格、外見、趣味嗜好その他諸々の条件」を指している。 つまり、「タイプ」の…

サングラスがでかい

海外に行くと視野が広がる、と言う人がいる。 そういうことを言われると、海外旅行の経験は小学生の頃に一度インドネシアに行ったのみで、大学在学中も部活一筋でろくに留学も海外旅行もできなかった人間としては、あまりいい気はしない。 ついつい、視野が…

CNP問題について

「カレーと肉じゃがは途中まで作り方が一緒である」 よく言う話だ。 なるほど確かに、肉を炒め、適当に切ったにんじん・たまねぎ・じゃがいもを投入し、水を入れるところまでは全くもって一緒である。 ここにカレールーを入れるか、だしで味を整えるかで、彼…

無意味な労働

最近、犬の散歩をさせている人はみなペットボトルを持っている。 暑くなってきたことだし、水分補給も大事だが、飲み物ではない。 マーキングを洗い流すための水だ。 飼い犬がマーキングをするたびに、ペットボトルの水で洗い流す。 最近は、飼い主としての…

丸いタイプを最近見ない

吊り革という名前はどうかと思う。 よくよく考えてみてほしい。「吊り革」である。 まず、革ではない。持ち手も、それを支えるベルト状のものも、なんらかの樹脂的なサムシングでできている。 この時点で、名前に矛盾が生じている。 これに対して、「昔はあ…

青山テルマ

そばという食べ物がある。 箸で適量をつまんでめんつゆにつけ、ちょこんとわさびをのっけてツルッといただくあの麺だ。 あの「そば」が、少々ややこしいと思うのだ。 そもそも「そば」とはすなわち「蕎麦」であり、穀物の一種だったはずである。 痩せた土地…

生活の集合体

他人の生活を垣間見るのが好きだ。 …変態ではない。 例えば、夕方の帰り道。 ふわりと香るカレーの香り。 シャワーの音。 ベランダに顔を出し、洗濯物を取り込む人。 生活が、街のあちこちに点在している。 風景として捉えている家々は、そのひとつひとつが…

現代人の親指に関する些細な考察

現代人は親指を使う生き物だと思う。 満員電車で周りを見渡せば、みなスマホの画面を親指でシュッ、シュッ、シュッ。 人差し指など他の指でスマホを操作する人はどちらかと言えば少数派で、親指さんマジ大活躍といった印象である。 人間の持つ長い歴史の中で…

「六駅分のエトセトラ」はじめました

木々の緑が日増しに濃くなり、街中の中華屋が冷やし中華をはじめる今日この頃、 「六駅分のエトセトラ」をはじめてみたいと思う。 新社会人である。 初めての一人暮らしである。 自宅の最寄り駅からオフィスの最寄り駅までは六駅、十五分弱。 帯に短し襷に長…