六駅分のエトセトラ

家からオフィスまでの六駅で綴る何らかの文

かっこいいしゃぶしゃぶ

 

チーズフォンデュのフォンデュってなんだ。

 

チーズはわかる。

 

フォンデュってなんだ。

 

フォンデュ。

 

日本語にはない響きだ。

 

フォンデュ。

 

口に出して読みたいことばだ。

 

フォンデュ。

 

ググったら、Wikipediaにこうあった。

フォンデュ(fondue)の語源は、フランス語で「溶ける・溶かす」の意の動詞「fondre」の過去分詞「fondu」に由来する。

 

溶かす、という意味らしい。

 

フォンデュ。 

 

なるほど。合点が行った。

 

確かに、チーズもチョコも、溶かして使う。

 

スマホ一つで何でもわかる時代である。

 

いい時代になったものだ。

 

満足感と共にページを閉じようとした時、別のフォンデュが目に入った。

 

「スープフォンデュ」

 

スープフォンデュ。

 

スープフォンデュ!??!?

 

矛盾しているではないか。

 

スープはもともと液体だ。

 

フォンデュしていない。

 

それはつまり、「しゃぶしゃぶ」ではないのか。

 

しゃぶしゃぶをちょっとかっこよく言い換えただけではないのか。

 

わかった。

 

これからはしゃぶしゃぶのことを、スープフォンデュと呼ぼうじゃないか。

 

スープフォンデュ食べ放題2980円(二時間制)。

 

豚スフォサラダ。

 

ノーパンスープフォンデュ。

 

ちょっとおしゃれ。