六駅分のエトセトラ

家からオフィスまでの六駅で綴る何らかの文

イッツアスモールワールド

 

世間狭いな〜〜〜!!と言う人がいるだろう。

 

合コンに来てた女の子が、よくよく話聞いてみたら鈴木のサークルの後輩だったんだよな〜〜〜(笑)

 

というようなシチュエーションにおかれると、人は「世間狭いな〜〜〜!!」と言いがちである。

 

かく言う僕も、先日尾道のゲストハウスでお話しした女性が部活の先輩の彼女であることが判明した時は、思わずその先輩に報告して「世間狭いっスね〜〜〜!!」と言ってしまったものである。

 

さて、ここで一つ問題提起をしよう。

 

それは、「世間は狭いのか?」ということである。

 

実際問題として、「世間」は広い。

 

「世間」にいる人間の数は、地球規模で見れば70億人。

 

日本に限っても1億人をゆうに超える。

 

日本人一人一人と1秒ずつ会って行くと、全員会うのに200年くらいかかる。

 

どう考えても、「世間」は途方もなく広いと思うのだ。

 

では、なぜ我々は「世間が狭い」と錯覚してしまうのだろうか。

 

それは、人々が参加しているコミュニティの偏りにあると思う。

 

類は友を呼ぶとはよく言ったもので、コミュニティというのは性質が似通った者同士が集まる傾向にある。

 

社会的地位や趣味嗜好、活動地域が近い人間が関わりあっていると、どこかで想像もしなかった出会いが生まれるものなのではないだろうか。

 

気付いていないだけで、共通の知り合いを持っている人間などそこら辺にゴロゴロしているのである。

 

彼ら彼女らと偶然コミュニケーションを取るということは、さほど驚くべきことではない。

 

それにしても、尾道の出会いにはびっくりした。

 

旅先で突然先輩の彼女に会うんだよ?

 

ほんと、世間狭いよな〜〜〜!!!!!!