六駅分のエトセトラ

家からオフィスまでの六駅で綴る何らかの文

土壇場cancel

飲み会の幹事をやることが多い。

 

と言っても、何か特別なテクニックを持ち合わせているわけではなく、普通に適当なお店を探して電話をかけるだけだ。せいぜいホットペッパーでポイントが貯まるくらいのものである。

 

幹事をやると、あるものに対する恨みが増す。

 

ドタキャンだ。

 

特に、当日ドタキャンする者に関しては目も当てられない。

 

誤解のないよう言っておくと、体調不良とか、身内の不幸とか、のっぴきならない事情でドタキャンするのは仕方ない。当日の朝起きたら熱が40度あったなんてこともあるだろう。

 

そうでない理由、「会の存在忘れて別の予定入れちゃってた」とか、「なんとなく今日はパス」とか、そういうドタキャンはマジで法で取り締まるべきなのではないかとすら思っている。

 

そもそも、キャンセル料金が発生するのだ。当日ドタキャンは。

 

後日払ってくれるならいい。振り込んでくれればさらにいい。しかし、キャンセル料すら払わない者に関してはもはや縁を切る以外の選択肢がない。

 

それに、お金の問題だけではないのだ。

一人が欠席することによって、会全体に与える影響を考えろということだ。少人数の合コンなんかだと最悪の一言である。誰か代理でも派遣してこいと、そう言いたい。

 

…とまあ、ドタキャンに対する恨みつらみを書き連ねて来たわけだが、かく言う僕もドタキャンをしてしまったことはある。

 

当日の朝に体調をアホみたいに壊した時とか、完全に予定がすっぽ抜けてダブルブッキングしてしまった時とか。

 

当然平身低頭、平謝りである。

 

ドタキャンをした者に課された義務、それはただ一つ、平謝りすることである。

 

この世からドタキャンがなくなる日は来るのだろうか。