六駅分のエトセトラ

家からオフィスまでの六駅で綴る何らかの文

いやいやいや

先日気づいたのだが、僕は社会人特有の「いやいやいや」みたいなやりとりが嫌いだ。

 

「いやいやいや」が現れてくる場は、基本的に飲み会である。

 

「いやいやいやここは◯◯さんが上座に座ってくださいよ」

 

「いやいやいや私が会計しますよ」

 

「いやいやいや◯◯さんは座っててください」

 

みたいなやつだ。

 

まあ、これが出てくるのはわかる。相手を敬う、尊重する気持ちだ。素晴らしい。

 

目上の人間がさっさと一言礼を言って上座に座ればいいし、払いたいやつが払えばいいし、まとまらなければ割り勘にでもすればいい。そうすればすぐに終わる。それだけのことだ。

 

問題はこれを断ることである。

 

「いやいやいやここは◯◯さんが上座に座ってくださいよ」
「いやいやいや私にはもったいないんで△△さんが」
「いやいやいや」
「いやいやいや」
「いやいやいやいや」

 

これだ。これである。

 

このやりとり、この時間、マジ下らん。

 

さっさと座れ。アホか。遠慮とかいらん。さっさと礼を言って座ればいいんじゃ。

 

もし「あえてまず一度上座を勧めることで、本当に遠慮なく座るかどうかを試している」とかそういうクソみたいなことをしてるならそいつはもう人間やめろ。土に還れ。

 

そう思ってしまうので、僕はやはりサラリーマンに向いていないかも知れない。